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インド国際センターで出版発表会にご出席 2017年5月25日

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インド、ニューデリー

この日の午後、ダライ・ラマ法王は『Two Saints(ふたりの聖人)』の出版発表会に出席するためにインド国際センターに到着された。まず始めにハーパーコリンズ出版社の代表が、ラマクリシュナ・パラマハンサ聖人とラマナ・マハラシ聖人について書かれた元IT大臣アルン・ショウリー氏の著書、『Two Saints』の出版発表会開始の挨拶をした。

インド国際センターで開催された出版発表会で、著者のアルン・ショウリー氏が息子のアディティア氏を抱きしめ、アディティア氏から『Two Saints』を贈られるダライ・ラマ法王。2017年5月25日、インド、ニューデリー(撮影:テンジン・チョンジョル / 法王庁)

続いて、著者のショウリー氏が立ち上がり、著書の中で、二人の聖人が生涯を通して様々な局面から実体験した、およそ表現不可能な数々の体験の中でもその最高潮について、また幽体離脱や死の直前の体験についてなど、現在の神経科学の分野の知識と照らし合わせて調査しながら書いた本であることを説明した。ショウリー氏は会場に集まった約250人の聴衆に向けて、本日この出版発表会に伴い、この著書の科学的な面における協力者であるアマリシュ・サトウィック博士、元インド外務次官シュヤム・サラン氏、そして優秀な法学者のファリ・S・ナリマン氏の3名をスピーカーをとして招待していることを伝えた。

サトウィック博士は、『Two Saints』は神経神学についての著書であると説明した。博士は最初、ある種の懐疑心を持ってこの研究に取り組み始めたが、聖人の様々な体験の中でもその最高潮について、彼らの脳の状態について、そしてこのような体験の原因は何なのかなど、好奇心をそそる様々な質問が湧いてきて、それが懐疑心を超克したと語った。博士はハムレットの名台詞の一つである、「ホレイショー、天と地の間にはお前の哲学では思いもよらない出来事がまだまだあるぞ」という言葉を引用してスピーチを締めくくった。

『Two Saints』の出版発表会でスピーチをする元インド外務次官シュヤム・サラン氏。2017年5月25日、インド、ニューデリー(撮影:テンジン・チョンジョル / 法王庁) 

次にシュヤム・サラン氏が演壇に立ち、この著書はふたりの聖人が良き正しい人間であることを明白に表していることを述べた。そして仏陀釈迦牟尼が弟子たちに向かって説いた、「私の教えを鵜呑みにするのではなく、論理に照らして精査し、吟味するように」というアドバイスを引用した上で、最後に自分も仏陀に賛同すると語った。

3人目のスピーカーのナリマン氏は、『Two Saints』の中で、マハラシ聖人は人が他の宗教に改宗するのは愚かなことであり、大切なのは、自分の宗教を貫き通し、きちんと修行することであると提唱している、と軽妙な口調で著書について話した。

続いて法王が壇上へ招かれると、まず最初に、お話をする機会を得たときは常々形式ばらない形を好み、聴衆の方々を兄弟姉妹と見なしていることを伝えられた。そして法王は、今日、この出版発表会に参加することができてとても光栄に思うと挨拶をされて、インドに亡命してから58年が経ち、その間に知り合ったたくさんの旧友の方々の顔ぶれが今日、この会場に集まっていることをとても嬉しく思う、と付け加えられた。そしてたくさんの旧友を前にして、有意義な人生とは、他者に奉仕し、他者に幸せをもたらすよう努め、そして最小限、他者に害を及ぼさないことである、と語られた。

出版発表会で、聴衆に向けてお話をされるダライ・ラマ法王。2017年5月25日、インド、ニューデリー(撮影:テンジン・チョンジョル / 法王庁)

質疑応答の時間に入ると、是非とも私に難問をぶつけてください、と法王は聴衆に伝えられた。因果の法とは単なる想像の産物なのかどうか、という最初の質問に対して法王は、まず因果の法則について説明されて、すべての事象は実質的な原因と二次的な条件から生じていることを述べられた。また法王は、意識には様々なレベルがあり、感覚器官に依存して生じる意識は粗いレベルの意識であると述べられて、夢を見ている時、深い眠りに落ちている時の意識はそれよりも微細なレベルの意識であり、また気を失った時の意識は更に微細になり、死の直前の意識が最も微細なレベルの意識であることを伝えられた。

出版発表会で、ダライ・ラマ法王に質問をする参加者。2017年5月25日、インド、ニューデリー(撮影:テンジン・チョンジョル / 法王庁)

続いて法王は、過去50年の間に約30人が体験した最も微細なレベルの意識について話された。結果として、臨床的な死を迎えた後も、最も微細なレベルの意識が身体から完全に離れるまでに、1週間から3週間もの時間がかかる場合がある。この最も微細なレベルの意識の連続体が今世から来世へと続いていく自我の基盤となる、と法王は述べられた。

「私たちの未来がどのようなものになるのかは、私たちの行いによって決まります。良い行いをしていれば、結果も良いものになるでしょう。それと逆に、害を与えるような行いをしていれば、満足できる結果は得られず、惨めな気持ちになってしまうでしょう。ですから、私たちがどのような将来を迎えるのか、それは私たちの行い次第なのです」

出版発表会で、聴衆の質問に答えられるダライ・ラマ法王と笑みを分かち合うアルン・ショウリー氏、ファリ・ナリマン氏、シュヤム・サラン氏。2017年5月25日、インド、ニューデリー(撮影:テンジン・チョンジョル / 法王庁)

様々な質問が出た後で、法王は最後のダライ・ラマになるのかどうか、という質問が挙がり、それに対して法王は、1960年代にその質問に対して答えた通り、それはチベット人が決断するべき問題であると述べられた。

「どのような結果になっても、私が常に唱えているこの祈願文のように、私もこの世にとどまるつもりです」


  • この虚空が存在する限り
  • 有情が存在する限り
  • 私も存在し続けて
  • 有情の苦しみを滅することができますように


最後に法王がこのように述べられると、拍手の波が会場全体に響き渡った。

明日の朝、法王は空路でダラムサラに戻られ、明後日はツクラカンで観世音世間自在の灌頂授与が予定されている。

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