ゲシェ・ランリ・タンパの『心を訓練する八つの教え』には八つの偈(仏教の教えを説く四行詩)がある。最初の七つの偈は、智慧と方便という二つの修行道のうち、慈悲心、利他心、悟りを得たいという熱望など方便の修行に関する教えである。そして第八偈は、修行道において智慧を育むための直接的な教えとなっている。
![シティ舞台芸術センターで行われた法話会の様子。2014年10月31日、アメリカ、マサチューセッツ州 ボストン(撮影:ジェレミー・ラッセル / 法王庁) シティ舞台芸術センターで行われた法話会の様子。2014年10月31日、アメリカ、マサチューセッツ州 ボストン(撮影:ジェレミー・ラッセル / 法王庁)](/assets/pages/2014-10-30-Boston-G04teaching8verse.jpg)
第一偈
第二偈
第三偈
第四偈
第五偈・第六偈
第七偈
第八偈
発菩提心
最初の三つの偈は、1998年11月8日にアメリカのワシントンD.C.でダライ・ラマ法王が解説されたものであり、残りの五つの偈の解説は、『心の変容』(Transforming the Mind)というダライ・ラマ法王の著作からの抜粋である。