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「仏教科学と現代科学の架け橋」エモリー・チベット・シンポジウム 2日目 2016年12月19日

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インド、カルナータカ州 ムンゴッド

まだ涼しい午前8時前、ダライ・ラマ法王は再びデプン僧院のラチ堂からデプン僧院ロセリン学堂まで歩かれた。その途中、法王はチベット人やインド人、地元の人々、巡礼者、物乞いなど、たくさんの人に声をかけられた。法王が握手に応じられると、人々の多くは驚きとともに笑顔になった。

CNNの取材で、デプン僧院ロセリン学堂でダライ・ラマ法王にインタビューするサンジェイ・グプタ博士。2016年12月19日、インド、カルナータカ州 ムンゴット、デプン・ロセリン学堂(撮影:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

ロセリン学堂に到着された法王は、医師であり報道キャスターでもあるサンジェイ・グプタ博士のインタビューを受けられた。グプタ博士はエモリー・チベット・シンポジウムの取材のために訪印しており、インタビューの模様はエモリー大学と同じくアメリカのジョージア州アトランタを拠点とするCNNで放送されることになっている。

「ダライ・ラマ法王ご自身について、人々がまだ知らないことで何か伝えたいことがありますか?」というグプタ博士の質問に答え、法王は次のように語られた。「私は自分のことを単なる仏教僧のひとりであり、今を生きる70億の人間のひとりに過ぎないと思っています。ダライ・ラマであることはまったく重荷ではありません。ただ、私は長年にわたって分析的な瞑想を実践することで、し、怒りや執着に屈する心の問題について探求してきました。そうした否定的な感情(煩悩)は、一切の現象は実体を持った固有の存在であるという誤解から生じているのです」

「仏教では、創造主としての神の存在を受け入れていません。私の人生において大きな影響を受けた重要人物は、ナーランダー僧院の学匠であるナーガールジュナ(龍樹)やシャーンティデーヴァ(寂天)、チベット人の偉大な学者でありゲルク派の宗祖であったツォンカパ大師でした。また、現代科学が仏教科学から学べることがあるとすれば、それは心と感情の働きについてであり、特に煩悩に打ち勝つ方法を仏教は教えてくれます」

エモリー・チベット・シンポジウム2日目、プレゼンテーションを行うクリス・インピー博士。2016年12月19日、インド、カルナータカ州 ムンゴット、デプン・ロセリン学堂(撮影:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

その後、「仏教科学と現代科学の架け橋」と題するエモリー・チベット・シンポジウムがロセリン学堂で再開された。第3セッションは物理学をテーマとしたもので、ツォンドゥー・サンペル氏が司会を務め、宇宙はどのようにして生まれ、その基本的な構成要素は何かという問いが投げかけられた。プレゼンテーションを行ったクリス・インピー博士は、初めに地球や月、太陽の大きさと、それぞれの関係や距離をわかりやすく図解してみせたが、その話は非常に興味深く、同時に印象的なものだった。インピー博士は、「たとえば天の川がディナー皿ほどの大きさだとすると、宇宙はインド国土ほどの大きさになります」と述べた。

僧侶のタプケ師は、仏教的観点から宇宙の起源とその主な因となる要素についてプレゼンテーションを行い、次のように述べた。「仏教は創造主としての神の存在を認めていません。宇宙の起源における二大要素は、さまざまな微粒子から成る『物質』と、生きとし生けるものの集合的カルマという意味での『条件』であり、これによって宇宙の形成プロセスが開始されるのです。そして宇宙は、生、住、滅、そして何もなくなるという4つの段階を繰り返しているのです」

法王は続くパネル・ディスカッションに参加され、カルマの働きと、微細な心とその乗り物であるルンが宇宙の形成に果たす役割について語られた。そして、「現在、地・水・火・風・空という五大要素が『基本粒子』として宇宙の構成要素と見なされることが多いようですが、これは紛らわしいと思います。それより、五大要素の本質である、固体、液体、熱、流動性などとしてとらえるほうがわかりやすいでしょう。また宇宙には、空間的な運動だけでなく、時間的な運動もあります」と述べられた。

シンポジウム2日目、地球上の生命の起源について仏教的観点からプレゼンテーションを行うゲシェ・ガワン・ノルブ師。2016年12月19日、インド、カルナータカ州 ムンゴット、デプン・ロセリン学堂(撮影:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

その後、昼食をはさみ、ETS(エモリー・チベット・シンポジウム)プログラムの創始者アリー・アイゼン氏が司会を務める第4セッションが開始された。このセッションは生物学をテーマとしたもので、アイゼン氏も生物学グループの一員である。紹介されて壇上に立った科学者のスコット・ギルバート氏は、ふたつの細胞グループが出会って相互に作用しながら、他方に役立つ機能を習得していく事象について説明した。ギルバート氏はそのわかりやすい例として、水晶体と網膜が関わりあって眼を形成していく様子を挙げた。

ゲシェ・ガワン・ノルブ師は、地球上の生命の起源について仏教的観点からプレゼンテーションを行い、生命とは何か、人間が地球上に誕生した経緯、そして、生物の発達の初期段階について論じた。また、生殖能力や、刺激への反応力、栄養を摂取して不要なものを排泄する仕組みなど、生命を形作るいくつかの要素について説明を行った。

その日のプログラムが終盤に近づく頃、法王の質問に応え、クリストフ・コッホ氏が驚くべき告白をした。「欧米では、また私の同僚たちの中には、他の生き物、つまり、動物や鳥類、昆虫などに意識があると本気で考えている人はほとんどいません。これはおそらく、生物の中で人間は特別であるという宗教に由来する考え方のせいであり、人間以外の生物もまた意識を持っているという考え方はとても新鮮です」

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