チッタマニターラ尊灌頂 2日目 前行法話
大阪市天王寺区の清風学園でチッタマニターラ尊灌頂に臨まれているダライ・ラマ法王は12日、前行法話として『入菩薩行論』を説かれた。法王は、菩提心を起こし、空を理解することが究極の幸せを得る方法だと解説し、菩提心を育む修行こそが最も大切だと話された。(撮影:ジグメ&チョペル)
法王のお話は、『入菩薩行論』の基本的な考え方から、微細な意識の存在、グリーンターラのタントラの解説へと進む。約1,000人の参加者はテキストを手に熱心にメモを取り、聴き入った。(撮影:ジグメ&チョペル)
会場には、日本人のほか、台湾や中国大陸、チベット、モンゴルなどさまざまな人々が訪れている。法話は会場での日本語訳以外に、英語や中国語にも同時通訳されている。(撮影:ジグメ&チョペル)
前行法話では、途中に挟まれる10分間の休憩も惜しみ、多くの人々が法王に質問しようと列を作った。「空を理解するためにはどれほど時間がかかるのでしょうか」という問いかけから無上瑜伽タントラの奥義に関する僧侶からの専門的な質問まで、法王はひとつひとつに丁寧にお答えになった。(撮影:ジグメ&チョペル)