インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ
ダライ・ラマ法王は、インドのナレンドラ・モディ首相の誕生日を祝して書簡を送られ、同氏の健康を祈念するとともに、次のように記された。
「インドに最も長く滞在している客人として、私はこの国が年月を重ねる中で成し遂げてきた目覚ましい発展と繁栄を、直接この目で見てきました。近年における自信と力強さの高まりに心より祝意を表します。インドの成功は世界全体の発展にも寄与しているのです」
「私は自らを、インドの誇り高き使者であると考えています。世界最多の人口を擁する、世界最大の民主主義国家であるインドの卓越した、そして深く根づいた宗教の多様性に対する敬意を、私は折に触れ語ってきました。インドは世界に調和と安定の模範を示す存在なのです」
「私たちチベット人にとって、インドは精神的伝統の源であるだけでなく、66年以上にわたる住まいであり、故郷です。この場をお借りして、インド政府と国民の皆さまの温かく寛大なお心遣いに対し、深い感謝の気持ちをお伝えしたいと思います」
法王は、祈りと祝福の言葉をもって書簡を締めくくられた。