インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ
ダライ・ラマ法王は今朝、ローマ・カトリック教会の新たなリーダーに選出されたローマ教皇レオ14世を祝して書簡を送られた。その中で、法王は次のように述べられた。
「貴殿の前任者の中には私が会って話をしたことがある方々もおられ、打ち解けた会話を楽しんだことを私は大変嬉しく思っています。また私は40年以上にわたり、さまざまな伝統宗教の代表者やキリスト教徒の兄弟姉妹の皆さんと有意義な意見交換を行ってきました。私は、人類はひとつの人間家族という信念を持って異なる宗教間の調和を促進することは、私自身の人生の使命のひとつであると考えています。実際、1986年にローマ教皇ヨハネ・パウロ2世がアッシジで主催された世界の諸宗教による『世界平和を祈る集い』に参加したときには深い感銘を受けました」
「世界中の人々が多くの試練に直面している今、貴殿がローマ教皇に選出されたことは、カトリック社会だけでなく、より幸せな生活をより思いやりのある平和な世界に求めているあらゆる人々に新たな希望をもたらすものです」
法王は、祈りを捧げて書簡を締め括られた。