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文殊を巡る一連の法の灌頂伝授会 初日 2020年1月4日

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インド、ビハール州ブッダガヤ

今朝、ひときわ寒さ厳しく濃い霧の立ち込める中、ダライ・ラマ法王はいつものように沿道に集まった多くの人々と挨拶されながら、カーラチャクラ・グラウンドに歩いて向かわれた。法王が登壇し大勢の参加者たちに対して手を振られると、参加者たちもそれに応えて手を振り返した。法王は何人かの高僧たちや他の来賓たちに挨拶されてから法座へと向かい、ステージの背後や周りに掲げられた一連の仏画をご覧になってから法座に着いた。

カーラチャクラ・グラウンドに向かって歩かれるダライ・ラマ法王。2020年1月4日、インド、ビハール州ブッダガヤ(撮影:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

インド在住の僧院長であるタイ人老師の先導によりワット・タイ・ブッダガヤ(Royal Thai Monastery)の8名の僧侶たちは、速やかに法座の前に坐してパーリ語で『吉祥経』(マンガラスートラ)の一節を誦経し、それに続いて、日本の僧侶や尼僧、一般信徒から成る8名のグループが『般若心経』を日本語で誦経した。そして、僧侶一名と尼僧および一般信徒たちからなる11名のモンゴル人もモンゴル語で『般若心経』を誦経した。

続いて、法王が次のように述べられた。
「今日から3日間にわたって、昨年始めた文殊を巡る一連の法の許可灌頂の残りをすべて授与したいと思っています」

「これらの一連の教えは、羊を放牧していた少年時代から文殊菩薩のヴィジョンを見ていたというラマ・ウマパ(パオ・ドルジェ)から伝えられてきたものです。私はこの教えをタクダ・リンポチェから授かりました。“智慧の灯火に飾られて、三界の暗闇を晴らされる、若きお姿で現れる、文殊師利童子に礼拝いたします” という帰敬偈で言われている暗闇とは、物理的な暗闇ではなく無明のことを意味しています」

カーラチャクラ・グラウンドで文殊の一連の法の灌頂伝授を再開される前に、聴衆に向かってお話をされるダライ・ラマ法王。2020年1月4日、インド、ビハール州ブッダガヤ(撮影:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

「この世の創造主としての神を信仰する信者たちにとっては、神に対する信仰心があればそれで充分ですが、そのような神の存在を受け入れていない私たちのような仏教徒は、教えを理解するために知性を最大限に活用しなければなりません。心をよりよく変容させるためには、包括的で明快かつ鋭敏な深い智慧を養う必要があります。そして、そのような智慧を養い知性を高めていくための修行には、僧院で多くの僧侶たちが行っているように、論理と根拠に基づいて仏教哲学を学ぶことが含まれます」

「偉大なる僧院長シャーンタラクシタ(寂護)、成就者パドマサンバヴァ、仏教王ティソン・デツェンがナーランダー僧院の伝統をチベットに伝えられました。その伝統を維持継承していくには、論理と根拠を用いる必要があります。これはまさに、私たちチベット人の間で受け継がれてきた根本的な方法です。つまり、仏典を論理的に検証してから問答という形で議論に入るという方法です」

「まず許可灌頂の授与に先立って私が準備の儀式を行う間、みなさんは文殊菩薩の真言である “ア・ラ・パ・ツァ・ナ” を唱えているとよいでしょう。私が最初の許可灌頂を授与し終えたら、次の灌頂授与のための準備の儀式に入ります」

ダライ・ラマ法王の法話会に参加した約3万5千人の人々が集うカーラチャクラ・グラウンドの情景。2020年1月4日、インド、ビハール州ブッダガヤ(撮影:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

「最近では、私が灌頂や許可灌頂を授与する際にはネット中継によって配信され、遠方の人々も視聴可能になっています。私は献身と愛を込めてそうしてほしいと指示を出しました。熱い信仰心を持って視聴されるみなさんは、ネット中継を通して灌頂を授かることができます。釈尊がこの世におられた時代には、敬虔な信徒が直接釈尊にまみえることができず、文字によるメッセージを託して出家の戒律を授与されることもありました。比丘の戒律にあるこの規定は肯定的な良き前例をつくることになりました。この文殊の一連の法は無上ヨーガタントラに属するものですが、この場にいなくとも信仰心を持って視聴する人ならば、灌頂を授かることができます」

「もちろん、私たちは人間としての生を受け、苦しみを望んでいません。誰もが幸せを望んでいるにも関わらず、苦しみの原因や克服方法に対して十分な注意を払っていません。同様に、何が幸せの原因となるのかについてもあまり考えていません。しかし、私たちは仏陀の教えに出会ったのです。この教えはインドの伝統の一部であり、心を鍛えるための方法論を提示しています。重要な点は、苦しみと幸せのどちらを経験するかは、私たちの心の持ちかたに大きく依存しているということなのです」

「顕教(スートラ)と密教(タントラ)では、不幸をもたらす主な原因は自分さえよければいいという自己中心的な態度であり、特に、人やすべての現象は実体を持って存在しているという誤った考え方と結びついた場合は、苦しみが増幅されるということを明らかにしています。こういった傾向を克服するためには、仏陀に帰依し、文殊菩薩、ナーガールジュナ(龍樹)とその弟子たち、そしてマイトレーヤ(弥勒)によって明らかにされた教えに従うことです。これらの方々は仏陀の教えをしっかりと心に受け止め実践されたことによって悟りを得られました。私が人々に仏像を贈るときは、“仏陀は私たちの先生です。つまり、私たちは仏陀の弟子なのですから、私たちは勉強しなくてはならないのですよ” と説明しています」

ダライ・ラマ法王のお話を聴く参加者たち。2020年1月4日、インド、ビハール州ブッダガヤ(撮影:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

「遠い昔、釈尊は菩提心を培われ、三阿僧祗劫さんあそうぎこうという限りない長い歳月をかけて功徳と智慧の資糧を積まれて、最終的にブッダガヤというこの特別な地で悟りを開かれました。この道のりは、今、私たちも踏み出すことのできる修行の道に他なりません」

法王は、文殊を巡る一連の法の第7は白ターラー菩薩の許可灌頂であり、白ターラー菩薩は『秘密集会』タントラ(グヒヤサマージャタントラ)におけるルン(風)と最も微細な意識に関連していると述べられた。また、ドムトンパと白ターラー菩薩との間にあった特別なご縁はチベットの人々にまで及ぶものだと語られた。

明日、法王は忿怒の女尊(ジェツンマ)の灌頂授与を行われる。

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