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ツシタ・マハヤナ・メディテーションセンター創立40周年記念式典にご出席 2019年11月20日

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インド、ニューデリー

ニューデリーにあるツシタ・マハヤナ・メディテーションセンターは、40年前にラマ・トゥプテン・イェシェとラマ・ゾパ・リンポチェによって設立された。今日その40周年の記念式典に、同センターのメンバーと友人たちがダライ・ラマ法王を招聘した。会場は首都ニューデリーの中心部に位置し、セイクレッド・ハート大聖堂に隣接するセント・コルンバ学校であった。「怒りと不安の克服」と題する法王のご講演を聞きに、他のデリーの学校から多くの学生たちを含む5,000人以上の聴衆が集まった。

ニューデリーのセント・コルンバ学校に到着され、ツシタの支援者や友人たちと面会されるダライ・ラマ法王。2019年11月20日、インド、ニューデリー(写真:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

ツシタの代表レヌカ・シン博士とセント・コルンバの校長EL・ミランダ修道士が、法王のご到着を温かく歓迎した。ツシタの支援者および、友人との短い会見の中で、法王は、ラマ・イェシェとゾパ・リンポチェが、仏陀の説かれたことを世界中の人々に認めてもらえるような、素晴らしい功績を残したことについて述べられた。

セント・コルンバ学校で開催されたダライ・ラマ法王の講演会の開会式で、子どもたちの権利についてのラップを披露するNGOプラットイェックの学生たち。2019年11月20日、インド、ニューデリー(写真:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

法王はステージに上がられると、着座される前に聴衆に向けて合掌しながら挨拶をされ、にっこりと微笑んで手を振られた。レヌカ・シン氏が学校の子どもたちに法王を紹介した後、セント・コルンバの学生たちが歌と踊りを披露した。そして、子どもの権利に関する国連条約の成立20周年を記念し、教育と助けを必要とする子どもたちをケアしているNGOプラットイェック(Pratyek)の学生たちが、子どもの権利についてのラップを披露した。

ここで法王は、『Daily Inspirations(デイリー・インスピレーションズ)』と題した新刊書を公開された。この書には、一年を通じ、日々の中で希望を与えるような法王のお言葉が集められている。レヌカ・シン氏は、法王の著作からお言葉を引用し、この本の中に収集したのである。

講演の前に、編集者のレヌカ・シン氏に代わって新刊書『Daily Inspirations(デイリー・インスピレーションズ)』を公開されるダライ・ラマ法王。2019年11月20日、インド、ニューデリー(写真:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

法王は、「親愛なる老若男女の皆さん」と聴衆に向かって呼びかけられ、特に若い人たちに会えるのは喜ばしいことだと話された。なぜなら、法王は来年85歳になるが、若者たちと交流すると、法王ご自身も若くなったように感じられるからであると話された。

「時間は常に進んでいます。何もそれを止めることはできません。ここで問いかけたいのは、私たちは時間を有効に使っているかどうかということです。私たちは、過去に対しては何もすることはできませんが、これからの未来は、今私たちが何をするかにかかっています。私たちは、より幸福で平和な未来を創造することもできますが、その反対に、より不幸な世界を作り出してしまうこともできるのです。21世紀を担う世代の皆さんには、この両方の機会と責任が与えられています。例えば戦争のように、私たちが直面する多くの問題は、人間によって生み出されています。しかし、問題を作り出してしまったのは私たち自身なのですから、問題を減らし、取り除くための能力も私たちが持ち合わせているのです」

デリーのセント・コルンバ学校で開催された、ツシタ・マハヤナ・メディテーションセンター創立40周年記念式典で、ダライ・ラマ法王のお話に耳を傾ける聴衆。2019年11月20日、インド、ニューデリー(写真:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

「倫理的な観点に基づいた非暴力と慈悲の心は、明らかに今日の問題に直結しています。個人的な生活のレベルにおいても、私たちは互いにこれらの資質を必要としています。人々は非暴力と慈悲の心を、祈りや儀式によってではなく、教育を通して採り入れていくよう努力するべきなのです。私たちが持っている現代教育のシステムは、物質的な目標を達成するという目的を掲げる傾向にありますが、それと合わせて、心を鍛え煩悩を克服するための知識を組み合わせることもできるのです」

ツシタ・マハヤナ・メディテーションセンター創立40周年記念式典で聴衆に向けてお話しをされるダライ・ラマ法王。2019年11月20日、インド、ニューデリー(写真:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

ここで質疑応答の時間となり、レヌカ・シン氏が聴衆からの質問を読み上げると、法王は簡潔明瞭に返答された。

Q:慈悲の心と智慧のどちらが最初に育まれてくるのでしょうか?
A:智慧を育むには時間を要しますが、温かい心を持つことはすぐにできます。

Q:ご自身をどのように見ておられますか?
A:アムド出身の一人の人間として見ています。

Q:試験に対する不安にはどのように対処すればよいでしょうか?
A:私が試験を受けたときも、多少の不安はありました。しかし、13年間勉強して、ひとたび試験の日程が決まると、私は更に勉強に励みましたので、さほど心配はしませんでした。

セント・コルンバ学校で開催されたダライ・ラマ法王の講演会に集まった5,000人を超える聴衆。2019年11月20日、インド、ニューデリー(写真:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

Q:学術的に成功し、心の安らぎを達成するにはどうすればよいですか?
A:他の人に奉仕できるようになるために勉強しているのだと、自分で考えてみるとよいでしょう。

Q:(『心を訓練する八つの教え』の中にある)「自分を誰よりも劣った者とみなす」という考えかたは、士気を失うことにつながりませんか?
A:利他の感覚を培っているならば、士気を失うことはありません。

Q:混沌とした世界の中で、法王が人類への信頼を回復させた話を聞かせてください。
A:誰もが幸せな人生を送りたいのは同じですから、何が実際に幸福をもたらし、何が幸福を破壊するかを自問してみてください。

Q:学生たちの鬱の原因は何でしょうか?
A:自己中心的な態度と、心と感情についての理解が不足していることが原因です。

ツシタ・マハヤナ・メディテーションセンター創立40周年記念式典での講演で、『心を訓練する八つの教え』についての短い法話をされるダライ・ラマ法王。2019年11月20日、インド、ニューデリー(写真:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

Q:若者は古いやりかたを維持するべきでしょうか、それとも現代文化を大事にするべきでしょうか?
A:その二つを組み合わせてみるとよいでしょう。現代教育と、心と感情の働きについての古代インドの知識を組み合わせてみることです。

Q:今日、若い人たちにとって瞑想はどの程度重要でしょうか?
A:瞑想は現実の問題に直結しています。沈黙して授業を始め、心について考えてみてください。

Q:師(グル)はなぜ大切なのでしょうか?
A:ツォンカパ大師は『菩提道次第広論』の中で、「他を律する者は、先ず己を律せよ」と書かれています。そしてマイトレーヤ(弥勒)の『究竟一乗宝性論』には、師が備えるべき10の資質が記されており、その中で最も重要なものは、慈悲深く、弟子に対する慈愛を動機として法を説くことであるとされています。

質疑応答では、聴衆からのダライ・ラマ法王への質問がレヌカ・シン博士によって読み上げられた。2019年11月20日、インド、ニューデリー(写真:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

Q:幸せとは何でしょうか?
A:もしあなたが喜びに溢れた心を持っていれば、他の問題があなたの幸せを損なうことはないでしょう。

Q:チベットからどのように亡命されたのですか?
A:それは長い話です。私は中国と折り合いをつけようと9年の年月を費やしました。1954年に私は中国へ赴き、毛沢東主席を含む共産党の党首たちに会いました。そこで私はとても感銘を受けましたが、権力が彼らを腐敗させてしまいました。結局のところ、中国には自由がありません。報道などの自由がないのです。1959年3月10日から17日にかけて、私は緊迫した状況を落ち着かせようと試みました。東チベットでチベット人に対する暴力的な弾圧が行われていたからです。首都のラサでもそれと同じ事態が起こり得る兆候があったため、その事態と他の前兆などがすぐに亡命すべきことを示していたのです。

Q:死別の悲しみをどうしたら克服できますか?
A:仏陀も入滅され、ナーガールジュナ(龍樹)も逝去されました。それは自然の摂理なのです。

Q:国粋主義者でいるのはよいことでしょうか?
A:それが偏狭的で、近視眼的な感情であれば、国粋主義者であることがよいことだとは言い難く、それが分裂を引き起こしてしまいます。さもなければ、すべての人々のことを考慮し寛容であるかどうかを調べてみる必要があります。

ダライ・ラマ法王の講演会の締めくくりに、謝辞を述べるセント・コルンバ学校の校長EL・ミランダ修道士。2019年11月20日、インド、ニューデリー(写真:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

セント・コルンバの校長EL・ミランダ修道士は、法王に重ねて謝辞を述べた。同氏は、学校での教育は、マハトマ・ガンジーと神の夢を実現するために、学生たちの指導力を養うことを目的としていることを強調した。同氏は続けて、この学校のモットーが「誠実かつ一貫して賢明であれ」であることを告げた。そして、「どうかまた本校にお越しください」と法王に要請し、この学校を設立したアイルランドの修道士たちを気遣って、アイルランドの祈りの言葉で式典の幕を閉じた。


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