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若手経営者連合ネパール支部との会見 2019年11月13日

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インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ

今朝、若手経営者連合(Young Presidents’ Organization:YPO)のネパール支部の会員30名がダライ・ラマ法王に謁見した。法王は、チベットと歴史的に関係の深いネパールのYPO会員の皆さんにお目にかかれて光栄に思うと述べられた。

法王公邸で若手経営者連合(YPO)ネパール支部の人々に向けてお話しをされるダライ・ラマ法王。2019年11月13日、インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ(撮影:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

法王は次のように述べられた。
「7世紀のチベット王ソンツェン・ガンポは、ネパールと中国の二人の王女と結婚しました。その時、王はラサにジョカン寺(大昭寺)を建立し、多くのネパールの職人がその建設に携わりました」

「今日では、中国の大学の研究者や教授たちが、私たちが編集し出版した叢書『インド古典仏教における心の科学と仏教哲学』のシリーズを参照しています。彼らはチベット仏教がナーランダー僧院の伝統と科学的アプローチを保持していることを認めているのです」

「このアプローチは人間の心の可能性を最大限に活用するものです。それが示されている心理学や科学、哲学という分野は、名目上は宗教文献の中に見られるものですが、これらの内容は宗教的な立場からではなく、より客観的に、一般的な知識や教養としてアカデミックな学問の分野で研究されるべきものです」

「これらの原典は、約300巻からなるチベット大蔵経のカンジュル(経典)とテンギュル(論書)の中に含まれており、それらの多くはインドの文献に由来しています。しかし私は、ネパールや中国由来の文献がどれほどあるのか、それについて調査した研究がされているのかどうかを知りたいと思っています。またチベット語に翻訳されなかったネパールの文献が現存するのかどうかについても関心があります」

ここで、何か質問はないかと法王は30人余りの聴衆に呼びかけられた。グループのリーダーであるアジット・シャー氏は、グループの中には仏教徒とヒンドゥー教徒、イスラム教徒が含まれていることを説明した。彼らはグローバルなリーダーシップを目指すコミュニティーの一つであるYOPに所属している。

若手経営者連合ネパール支部の参加者からの質問にお答えになるダライ・ラマ法王。2019年11月13日、インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ(撮影:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

何が幸せをもたらすのかと問われ、法王は、古くからのインドの価値観である「アヒンサー(非暴力)」と「カルーナ(慈悲の心)」の重要さと有用性について語られた。法王は、インドではキリスト教徒もイスラム教徒も「アヒンサー」という概念の影響を受けていると述べられて、たとえ相手が異なる宗教の信徒であっても、互いに対して自然な敬意を涵養していたからこそ、非暴力の姿勢と慈悲の心が行き渡り、インド国内ではそれぞれの宗教が調和のもとに共存してきたのである、と述べられた。

法王は、個人があまりに自己中心的になると、恐れや不信感、不安や怒りが起こりやすくなると述べられた。そして「アヒンサー」と「カルーナ」は、そういったネガティブな感情に対する対処法であることを指摘された。さらに法王は、私たち人間は社会的な動物であるため、慈悲の心は基本的な人間の本性であると科学者たちが述べていることを付け加えられた。私たちの生存は、私たちが所属する社会に依拠しているのである。

未来の予見について問われると、法王は、20世紀前半は行き過ぎた暴力によって多くの人々が苦しんだことを回想された。しかし、20世紀の後半にはヨーロッパ連合(EU)の設立や、核兵器削減に向けた努力が見られ、法王はそこに人間の成熟のしるしを感じたことを述べられた。法王は、内なる平和を見つけようとする世の人々によってこそ世界平和が得られるのであり、それを理解する人々が増えていることに希望を感じていると述べられた。
続いて法王は次のように語られた。

「現代の教育システムに欠けているものの一つは、心の平和を得るための方法についてほとんど触れていないことです。古代インドの知識は、心と感情のはたらきについて非常に豊かな洞察力を備えていました。これを現代の教育システムに結びつけるなら、広大な利益を得ることができると私は信じています」

日々の日課について聞かれると、法王はクスッと笑われ、ある日の朝インド人の政治家に「昨夜はよく寝られましたか」と尋ねられた時のエピソードを紹介された。法王はその政治家に、毎日9時間安らかに眠り、その後4時間瞑想修行を行っていると答えられた。そして法王は冗談めかしながら、これが私の心を磨き、そのおかげで人をより効果的に騙すことができるのだと答えられたそうである。するとその政治家はすぐ、「おぉ、私は6時間以上寝たことがありません。だから私は人を騙すことがまったくできないのですね」と返したという。

法王はこれまでの人生で様々な困難を経験してきたが、利他の心を育てることが内なる力を育む源であることを理解した、と述べられた。 最後の質問者が読経の重要さについて質問すると、法王は、読経そのものはただの音に過ぎないと返答された。重要なことは、経典の言葉の意味を理解することに注意を向けることであり、それによって心をよりよく変容させることができるのだと説明された。

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