インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ
ダライ・ラマ法王は、アルナーチャル・プラデーシュ州のペマ・カンドゥ州首相とオディシャ州(旧オリッサ州)のナヴィーン・パトナイク州首相に書簡を送り、州議会選挙でそれぞれの党が勝利したことを祝福された。
ペマ・カンドゥ州首相に宛てた書簡のなかで、法王は次のように述べられた。
「ご存知のとおり、私は貴殿の友情と、私がアルナーチャル・プラデーシュ州を訪れた際に人々が示してくださったあたたかなお心や愛情に深く感謝しています。先月、われわれは亡命生活60年を迎えました。この場をお借りして、アルナーチャル・プラデーシュ州の人々ならびに州政府が、そこで暮らすチベット人に寄せてくださる友情と思いやりに対し、チベット人を代表して心より感謝の念を表明したいと思います」
また法王は、ナヴィーン・パトナイク州首相に宛てた書簡のなかで、次のように述べられた。
「長年にわたり、私はオディシャ州を定期的に訪問する機会をいただいてきました。前回の2017年の訪問においても貴殿と会って話をし、大変楽しい時間を過ごすことができました。ご存知のように、ガジャパティ県チャンドラギリ村には亡命チベット人居住区がありますので、この場をお借りして、現地のチベット人があたたかく友好的な対応を受けてきたことに対し、心より感謝の念を表明したいと思います」
法王は、近年の目覚ましい発展によってアルナーチャル・プラデーシュ州とオディシャ州の人々の暮らしが改善され、とりわけ恵まれない人々の生活が向上したのは素晴らしいことであるとして、ペマ・カンドゥ州首相とナヴィーン・パトナイク州首相を称えられた。
法王は最後に、両州首相があらゆる困難を乗り越えて、それぞれの州の人々の希望や願いを実現できるよう祈りを捧げられた。