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ダライ・ラマ法王、フランクフルトご到着 2014年5月14日

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ドイツ、フランクフルト

ダライ・ラマ法王とご一行を乗せた車両は、ロッテルダムからアムステルダムの空港へ向かっていた。高速道路は事故でひどい渋滞を起こしていたが、警察の護衛隊が伴走してくれたおかげで、法王を乗せた車両はそれほどの遅延もなく無事に空港に到着することができた。


空港に到着された法王をお迎えするダルギェー・リンポチェ。2014年5月13日、ドイツ、フランクフルト(撮影:マニュエル・バウアー)
アムステルダムからフランクフルトへの旅路は、雲の下に広がる森へ向かって下降する際に多少の乱流に巻き込まれた以外には、概ね平穏で短い飛行であった。滑走路ではダルギェー・リンポチェが法王のドイツご訪問を歓迎し、法王とご一行をホテルまでお連れした。

昼食の後に行われたインタビューでは、ドイツの大手テレビ局ARDの特派員セシル・ショートマン氏が口火をきった。ショートマン氏が今回のフランクフルトご訪問の目的について尋ねると、法王は次のように答えられた。

「今回の訪問は自主的なものではなく、招待されて来ました。招待状を受け取った場合は、それに応える方が賢明でしょう。始めてヨーロッパに来たのは1973年で、その際にドイツも訪問しました。滞在中に、人類には世界的な責任が必要であることを話しました。渡欧前、デリーのBBC特派員マーク・タリーが、私が海外を訪問する理由を聞いてきたので、私は自分自身を世界市民の一人であると考えているからだと答えました。世界中のどこで、誰に会っても、その人は自分と同じ人間なのだと私は考えています。私はまた、心の平和が重要であることを皆さんに知ってもらう必要があると感じています。世界平和を実現するには心の平和が必要であり、これは健康の維持にも不可欠です。これに興味を持つ人は日に日に増えていますね。もう一つの私のコミットメントは、宗教間の調和を促すことです」

ドイツ大手テレビ局ARDの特派員セシル・ショートマン氏のインタビューを受けられるダライ・ラマ法王。2014年5月13日、ドイツ、フランクフルト(撮影:マニュエル・バウアー)
ショートマン氏がウクライナでの状況に関する法王のご意見を尋ねると、法王は、ロシアも西洋諸国もお互いを必要としているので一方的な観点から考えるのは現実的ではない、としたうえで、人類はみな兄弟姉妹としてお互いが必要であり、将来に対する展望は楽観的であり続けるべきである、と語られた。

「両国は対話をする必要があるでしょう。これは、21世紀が対話の世紀である必要性をよく例えています。力によって問題を解決しようとするのは間違いです。目的と意図は悪くないかもしれませんが、その結果は予測不可能なので、武力行使はもはや時代遅れです」

また、法王が心の平和を強調される理由については、怒りと嫉妬に満ちた行動や自己中心で競争的な心構えでは世界平和を実現することはできません、と、お答えになられた。

ドイツ最大の報道局dpaのヤコブ・ブルーム氏は、法王が欧州訪問中に所々で姿を見せたシュクデン支援者によるデモ抗議に関する質問をした。

「私もかつてこの邪霊をなだめる儀式などをしていたので、彼らが体験している無知な行動は理解できます。それが間違っていることに気づいた時に、私はすぐにこれをやめました。このことを知る人が多くなり、私に質問をしてきました。この儀式を止めた理由を皆さんに説明して真実を伝えることが必要だっただけでなく、これは私の責任でもありました。この話に耳を傾けたり注意したりするのは、その人次第です。」

ブルーム氏は、前回のご訪問ではヴィースバーデンのヘッセン州議会で演説をされたが、今回その機会がなかったことに失望されたかどうかを尋ねた。法王はオスロでも同じような質問をされたことを伝えられると、今回の訪独は政治的な意味がまったくないうえに、主な目的はドイツの人々に人間の価値観と宗教観の調和についてお話しすることであると答えられた。


チベットハウス正面玄関にて、ヘッセン州、内閣大臣フォルカー・バウフィアー氏と挨拶をされるダライ・ラマ法王。2014年5月13日、ドイツ、フランクフルト(撮影:マニュエル・バウアー)
チベットハウスのドイツ支部を訪問されたダライ・ラマ法王は、フォルカー・バウフィアー内閣大臣の歓迎を受けられた。

「法王様、今回のご訪問、そして法王様のメッセージをいただく機会を与えてくださったことに大変感謝しております。チベットの平和と自由を実現するご活動をなされる法王様に対する尊敬の念は、何十年来のものです。ここドイツでは、自決、人権、平和的な共存が大変敬われています。」

バウフィアー内閣大臣の歓迎の言葉に対し、法王は次のように答えられた。

「励みのお言葉に感謝します。チベットの解放運動は理にかなったものであり、チベットの豊かな文化を守ることが優先事項なのです。お忙しい中チベットハウスにわざわざお出迎えいただきありがとうございます。
1959年にインドに到着してすぐに、ニューデリーとニューヨークでチベットハウスを設立しました。こちらのダルギェー・リンポチェは、ニューデリーのチベットハウスの理事として1964年から1966年まで就任した後、ボン大学での仕事のためにドイツに来ました。ダルギェー・リンポチェからこの地でチベットハウスを設立する提案をされた時、私はチベット文化と仏教の知識の保存という観点で合意しました。」

法王はまた、チベットの文化は仏教文化であり、仏教という一面は仏教徒の個人的なレベルでの関心ごとであるが、文化というものはコミュニティに関連していると述べられた。法王は、チベットのイスラム教徒がその信仰を純粋に保ちながら、同時にチベットの文化からも多くを吸収していることにふれられ、老齢のチベット人イスラム教徒が、イスラム教の行事であるハッジ(大巡礼)で動物を生け贄にすることを法王様に語った時、彼が動物の生命を敬うチベット文化を反映するように手を合わせながら謝罪をしていたと語られた。「平和と慈悲の文化であるチベット文化は保つ価値があります。気候変動で重要な役割を果たす第三の極として知られるチベットの、繊細な自然環境の昨今の状況について、私は大変懸念しています」

内閣大臣と副大臣、ヘッセン州の政党指導者らにお話しをされるダライ・ラマ法王。2014年5月13日、ドイツ、フランクフルト(撮影:マニュエル・バウアー)
さらに、チベット仏教はインドのナーランダー僧院から発し、これは素晴らしい僧院であっただけではなく、学業の場としても貢献したと法王は続けられた。その結果、チベット仏教の伝統には人の心や感情に関する豊かな知識があり、過去30年にわたり現代的な科学者や仏教の科学者との論議の題材となってきたのである。このような対話を支援するために米国で設立された「マインド・アンド・ライフ・インスティチュート」の活動は、現在ヨーロッパでもさかんになっており、小規模なチベットハウスでさえそのようなミーティングの会場になりうる。法王はバウフィアー内閣大臣に次のような冗談を言われた。

「政治家も人間の心と心理についてもっと勉強するべきですよ。」

法王に向けられた質問の中には、チベット人と中国人との対話についての質問がいくつかあった。1979年に鄧小平がチベットについて対話をする意志があること示したことについて、法王は、チベット側が1974年初頭に中国側と会談をしなければならないこと、独立を求めないことを決定していたと説明された。

「1980年代の胡耀邦の政権下では前向きな進展を期待していましたが、天安門事件が発生して強硬派が政権を取ってしまいました。江沢民の政権下で1993年に対話は再開し、2002年にまた再開されました。ここに同席するケルサン・ギャルツェン氏は、この会談での代表者の一人です。しかし、結果は出ませんでした。中国はチベットが分離主義を掲げていると非難し続けています。最後の会談は2010年に行われました。」

内閣大臣と副大臣、ヘッセン州の政党指導者らにお話しをされるダライ・ラマ法王。2014年5月13日、ドイツ、フランクフルト(撮影:マニュエル・バウアー)
法王はまた、人権活動家でノーベル賞受賞者でもある劉暁波氏の支援が必要であることにも言及された。最近、劉暁波氏の釈放を求める嘆願書を中国の知識人たちが政府に提出したことを耳にされ、拘束中のアウン・サン・スー・チー氏が国際的な支援で助けられたと同様に、劉暁波氏も支援するべきであると、法王様は述べられた。

チベットの人々を支援するためにドイツ人ができることは何ですか、という質問に対しては、チベットを訪問して自分の目で実情を見て他の人に知らせるといいでしょう、と法王は答えられた。首相がご自身と内閣メンバーを代表し、法王に腕時計を贈呈し、チベットハウスの名誉会長であるクラウス・ヨルク博士が法王のご訪問に感謝の意を表すると、法王は次のお言葉で会談を締めくくられた。

「皆さんの支援と温かい心に感謝します。心に関する研究への貢献と学習の場としてのチベットハウスの発展を願っております。」

法王様は明日、フラポートアリーナで「自己認識と慈悲」という題目の講演を行われる。

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