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ダライ・ラマ法王、問題を解決する方法は対話のみ、と語られる 2010年6月27日

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横浜(ツェリン・ツォモ 記)

ダライ・ラマ法王は27日夜、横浜のインターコンチネンタル・グランドホテルで中国人グループとの非公式会見を行なわれた。ジャーナリストや大学教授、研究者など28名の中国人を前に、法王は次のように述べられた。「暴力による恐怖や弾圧によって問題を解決することはできません。恐怖は心に疑いや不安を生じさせます。疑いや不安があれば、真の平和と調和に必要な信頼や友情を育むことはできません。」

さらに法王は、「双方にとって有益となるように問題を解決するには、直接会って対話を行なう以外に方法はありません」と述べられ、このことは中国の胡錦濤国家主席が掲げる調和社会構築のビジョンと関連付けることができる、と続けられた。


中国人の報道関係者、学者、研究者たちを前に会見を行なわれるダライ・ラマ法王。2010年6月27日、横浜(撮影:テンジン・チュンジュル、法王庁)
法王は、約60年前の中華人民共和国の建国以来、中国政府は数々の偉業を遂げてきたが、本当の調和にはまだ到っていない、と述べられた。そして、このことは胡錦濤国家主席が21世紀における中国の目標を調和としたことからも明らかである、として、「真の調和とは心の中に生じるものであって、力ずくで手に入れられるものではありません」と語られた。
また法王は、「中国側が認めるにせよ、認めないにせよ、チベット人はチベット問題という問題に直面しています」と述べられ、チベット本土のチベット人には依然として言論の自由やチベット独自の伝統文化や宗教、言語を守り伝えていく自由がなく、恐れを抱いて暮らしていることを強調された。そして、中国の人々が中国の文化や言語を愛しているのと同じように、チベット人にもチベットの文化や言語を大切にする権利がある、と述べられた。
さらに法王は、この数十年、チベットの文化や宗教への関心が世界中で高まっている、と述べられ、その理由は、穏やかな心や思いやりといった内面的価値を育むのに慈悲の文化と言えるチベット人の文化や宗教が非常に役立つということに多くの人々が気づいたからである、と語られた。法王は、その例として、著名な科学者たちでさえ、自身の信仰が何であれ、科学あるいは哲学としてのチベット仏教が人類全体の幸福を達成するために貢献するものであると考え、詳細な調査研究を進めている、と述べられた。
法王は、ジャーナリストの質問に答えられる中で、2008年の3月にラサで起きた中国政府に対する平和抗議にふれられた。この平和抗議はチベット高原のさまざまな場所に広がったが、そのとき、温家宝首相を含む中国の指導部は、インドの亡命チベット人が抗議行動を煽動しているとして糾弾した。法王はこのことについて、「私はただちに中国指導部と海外の報道機関をダラムサラに招き、自分の目で亡命チベット人がしていることを確認するよう求めました」と語られた。

ジェスチャーを交えて話をされるダライ・ラマ法王。2010年6月27日、横浜(撮影:テンジン・チュンジュル、法王庁)
真実とまったく異なる虚偽のニュースは、中国の報道機関によってその後も報じられ続けた。法王は、「そのような報道があってから、外国訪問の際に、中国人が非常にいらだち、怒りをあらわにして抗議してくるのを目の当たりにしました。私は実情を説明しようとしましたが、彼らはまったく聞く耳をもちませんでした」と述べられ、「このような理由から、私は、外国訪問中に中国の報道関係者に会って、真実を伝えることが非常に大切であると考えるようになったのです」と述べられた。
法王は、1979年に鄧小平氏が政権を握って以降、チベット問題の解決に向けた対話が繰り返し行なわれ、1980年代初頭には胡耀邦総書記がチベットを何度か訪問するなど、チベット問題が解決するかのように思われていたが、胡耀邦氏の急死によってその望みは絶たれてしまった、と語られた。さらに法王は、2002年に中国政府とチベット亡命政権の対話が再開されて以降、9回の会談が行なわれたが、現時点では具体的な進展はない、と述べられた。また、胡耀邦氏の名誉回復の件については、よくわからない、と述べられた。
別のジャーナリストが法王のチベット訪問について訊ねると、法王は、「これは、私がチベットを訪問したいとか、したくないとかいう問題ではありません。彼ら[中国政府]が私に訪問を許していないということが問題なのです」と語られた。そして法王は、4月14日に玉樹で発生した地震の被災者を慰安するために被災地を訪問できるよう中国政府に要請したが、返答がなかった、とした上で、「ニューデリーの中国大使館では、被災者のために用意した私の支援も受け取ってもらえませんでした」と述べられた。そして、120万人のチベット人が犠牲になったことが明らかになった1984年には、チベットを慰問したいと常に願い、五台山への巡礼を行ないたいと願っていた、と述べられた。
最後に法王は、法王亡き後の中道政策について、2001年からチベット亡命政権は自分たちの政治的指導者を選挙で決めている、として、「私が決定することは何もありません、本当です」と述べられた。そして、選挙で選ばれた代表が結論を下し、政策を作るが、大多数のチベット人は中道政策が最善の解決方法であるという考えに同意しており、中国の一部の知識人たちでさえ同じように考えている、と述べられた。
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