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アンベードカル大学でご講演 2016年12月9日

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インド、デリー

昨日午後、ダラムサラからデリーに到着されたダライ・ラマ法王は、本日最初の予定であるCBS放送のインタビューに応じられ、ノーベル平和賞受賞者カイラシュ・サティヤルティ氏と対談をされた。

CBS放送のインタビューに応じられ、ノーベル平和賞受賞者カイラシュ・サティヤルティ氏とお話をされるダライ・ラマ法王。2016年12月9日、インド、ニューデリー(撮影:ジェラミー・ラッセル / 法王庁)

カイラシュ・サティヤルティ子ども財団(Kailash Satyarthi Children’s Foundation)の創設者である同氏は、子どもの人権保護活動に加え、21世紀の子どもたちには内面の価値を重視した平和で思いやりある世界を築いてほしいと発言している。法王はそれに対し、子どもたちはよりよい未来を築くための希望の源であるとして、同氏の発言に賛同された。

法王はさらに続けて、人間の基本的な資質は思いやりの心であるが、怒りが生じた際にはその心は失われてしまうと述べられ、サティヤルティ氏が語った怒りの持つ良き役割には同調されなかった。しかし同氏が「正義への熱望」という意味で怒りという言葉を使ったことを説明すると、法王は同意され、さらにその動機は思いやりであるべきだと付け加えられた。またサティヤルティ氏の次の言葉にも賛同された。

「私たち大人は子どもを労働の道具にしてはなりません。子どもには子どもとして生き、成長する権利があります」

フェイスブックでのライブ中継が始まると、サティヤルティ氏は1990年にベルリンで初めて法王にお会いした際、大きな感銘を受けたことに触れ、法王にも同様の経験がおありかと訊ねると、法王は次の仏陀のお言葉に感銘を受けたと答えられた。


   自己こそ自分の主である。他人がどうして(自分の)主であろうか?
   自己をよくととのえたならば、得難き主を得る

最後に法王は、この世界によき変化をもたらすためには、各NGO団体がそれぞれの役割をきちんと果たすことが必要であり、一人ひとりがサティヤルティ氏のように何らかの意義ある活動をする必要があると述べられた。

アンベードカル大学の第5回年次大会でお話をされるダライ・ラマ法王。2016年12月9日、インド、オールドデリー(撮影:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

法王は続いて、オールドデリーで開催されたアンベードカル大学の第5回年次大会に主賓として出席された。

法王はスピーチの中で、まず卒業生に祝辞を述べられ、ご自身のように勉強を怠りがちだった学生は、最終試験の直前に猛勉強をしたに違いない、と冗談めかして述べられた。そして、人間の脳は教育に対して特に従順であると語られた後、しかしながら、幸せの源となるのは、私たち人間の基本的な性質であるやさしい心であると述べられた。さらに卒業生に向けて、心と感情の働きについてより理解を深めるよう諭された。

「古代インドの心理学は、心と感情について非常に豊かな知識を提供することができます。しかし、現代のインド人たちは、この素晴らしい遺産にあまり関心を払わない傾向があるようです。一方で、私たちチベット人は千年以上の間、この伝統を守り続けてきました。興味がないという人は別として、少しでも関心を持った人たちは、どうすれば自分の心によりよい効果をもたらすことができるかをぜひ考えてみてください」

「正直で、誠実に、隠し事をせずに生きることにより、社会に大きく貢献できるよい人間になることができます。またそれは、希望を持ち、明るく生きるための良き土台となります。皆さん、どうもありがとうございました」

講演会場のタヤガラージ・スタジアムに到着され、聴衆席の参加者たちに手を振って挨拶をされるダライ・ラマ法王。2016年12月9日、インド、ニューデリー(撮影:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

法王は昼食をとられた後、タヤガラージ・スタジアムで開催されたチベット・ハウスの50周年記念と、チベット医学暦法研究所設立100周年を祝う行事に参加された。

チベット・ハウス代表のゲシェ・ドルジェ・ダムドゥル師とチベット医学暦法研究所所長のタシ・ツェリン・プリ氏が開会の辞と挨拶を述べた後、チベット・ハウスによるナーランダー僧院の仏教哲学が英語で学べる教材と学習コースが発表され、学習者が各自のペースで勉強を進められるというコースの概要が紹介された。

続く法王のスピーチでは、チベット人が亡命を余儀なくされて以来、教育が彼らの生活にもたらした顕著な役割について言及された。そして、仏陀はかつて古代インドの科学者でもあったことから、法王も、ご自身を半分は仏教僧であり、半分は科学者であると思っていることを述べられた。

チベット・ハウスとチベット医学暦法研究所の共催で開催された講演会でお話をされるダライ・ラマ法王。2016年12月9日、インド、ニューデリー(撮影:テンジン・チュンジョル / 法王庁)

「五感を通して得られる満足感だけでは、心を平穏にすることはできません。内なる心の平穏を保つには、純粋な意識作用に直接働きかけなければなりません。それには古代インド思想で説かれているように、心と感情の働きについての理解が不可欠です。私たちが病気を防ぐために身体を清潔に保つように、心の衛生観念も心がけなければなりません」

続いて法王は、宗教と科学の関係に触れ、仏教が持つ科学、哲学、宗教という3つの分野に分けてカンギュル(経典)とテンギュル(論書)の内容を再検討するべきことを示唆された。そして、仏教科学や仏教哲学を学ぶのに、仏教徒であったり、信仰を持っている必要はなく、純粋に学術的なアプローチによって学べることにも触れられて、科学者たちがそれぞれの専門分野で、古代の仏教学者たちの著書を科学的に分析している実例を語られた。

法王への謝辞と閉会の辞が述べられると、法王はステージの来賓にカタ(白い絹のスカーフ)をかけられ、チベット・ハウスの新しい学習コースのメンバーとの写真撮影に応じられた後、宿泊先のホテルへ戻られた。

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